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農業用フイルム（外張り）に付いて

温室の被服材である農業用フイルムに付いては近年めざましい発展があり、材質も豊富で用途に併せて多種多様の製品が売り出されています。

１、農業用フイルムの種類

　　※汎用、防塵の耐用年数で０．１ｍｍ以下は１年、０.１３ｍｍ以上は２年
　　 ※詳細はパンフ「農業資材総合カタログ」参照

２、考察

（１）光線通過率と張り替え
一般的にビニールは劣化と埃によって１年も経てば光線通過率は半減するもので、サボテンのためには毎年張り替える（１１〜１２月）のが理想である。
しかしながら、光線通過率が確保出来る物であれば、経済性や張り替えの手間を省くためにも耐久品の使用も良いと思われる。

（２）梨地と透明
梨地は錯乱光、透明は直進光、共に光線透過量は同じ物。農ビの殆どは透明で梨地はノービエースのみ。
（３）紫外線カット　たてまえ、刺サボテンには紫外線が必要と言われていたがこれは間違いと思われる。
紫外線カットフイルム下で充分な成長をするし、白マミにおいても満足いく結果が得られる。
又、病害虫の発生が仰制されるとの実験結果も出ており、サボテンには有効。カットエース以外にビニール０.１３ｍｍ以上も紫外線をカットするがポリ系はカットしない。

（４）ポリ（ポリエチレン、ポリエステル）
一番経済的、バンドが不要。燃やしても黒煙が出ないなど利点が多い。
欠点は防塵では無く、紫外線を通すこと。使用実績が少ないため今後、サボテンの成長具合や光線通過率、耐久性など検討する必要がある。

（５）ポリカ波板とロホホラの相性
ロホホラ属には最適で白い綿毛が吹き出す。紫外線カットのフイルムである。

　農業用フイルム単価表（1ｍ2当たり）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

注　価格は参考です。消費税、加工費は含まず。 （２００４・７・２４現在）
　　 資料提供　石黒農材（株）西尾営業所